Q : フランスのジャン=ジョレス財団が陰謀論監視局と共に行った研究では、カトリック信徒がそれ以外の人たちよりも陰謀論に汚染されているというわけではないようですが。
A : 不思議ではありません。彼らの考えは、整合性のある体制によって道筋をつけられています。伝統派(守旧派)のように教会体制から分離した人、あるいは対立している人たちは、別の考え方に影響されやすくなります。しかも、文化的、あるいは生命倫理的な理由で教会と国家との関係が複雑になり、コロナ禍における典礼の自由の制限により、教会に最も忠実なタイプの信徒たちの間にアポカリプス的な考えが広まっていく傾向はあり得ると思います。
Sekko : なるほど、この記事は、カトリック内での「世界の終わり」への傾斜という危機について書いたものだったのだ。それが、コロナ禍のフランスでの公開ミサの停止や典礼の参加者の人数制限などという干渉によって、高まっているということなのだろう。一方で、そもそもキリスト教は、イエスとその弟子たちへの弾圧と虐殺から始まっているのだから、キリスト教は「試練」を変容させることから力を汲み上げる伝統があるとも言えるのだけれど。
このことについて、さらに、フィンランドのドミニコ会司祭の意見を見ていこう。
(続く)