湖の向かいの林には、木々を伝うアトラクションの場所がある。

その向こうには自転車やスケートボートなどで遊ぶ場所。
こちらは8 歳以上でないと使えない。

森の石がそのまま残されている。
乗馬を楽しむ人たちがやってくる。
テニスコートには人影がなかった。
林に入る道
のびのび遊ぶ親子連れ。見ているとほっとする。
下をよく見ると小さな花があちこちに咲いていて、今年初めてのたんぽぽを見つけた。
すごくささやかなひと時だけど、抜けるような青空、10日ほど前とは一転したぽかぽか陽気、木も花も水も、水鳥も、子供も、馬も、すべてから「特別」な幸福感をもらえた。このひと時が非現実的なのか、自粛モードの生活の方が非現実的なのかもうよく分からない。
テイクアウトでM君らと食事。M君は3月からルーアンのモンテッソーリ学校で働く。思えば去年の2月、うちに居候していた彼に猫の世話を頼んでレンヌの観光などをしたのだった。その後でロックダウンになって、それ以来彼はこのフォンテーヌブローの森の近郊の家を拠点にしていた。
彼の受け持つのは0-3歳児だ。子供たちの世話をするのにマスク着用義務というのは、モンテッソーリのエスプリとも完全に反しているので、ストレスは半端ではない。
フランス仏教徒連合の前会長にも、今話題のイスラム分離主義を防ぐ法案について、仏教の意見を聞いた。彼らももちろん公聴会に呼ばれたけれど、全ては「プロテスタント連合」と同じ意見ですと、丸投げした感じだったらしい。なるほど、カトリックとは歴史的にも全く立場が違うし、もちろんイスラム分離主義と比べられても困るわけで、このブログにも最近のシリーズで紹介したように、「フランス・プロテスタントの智恵」を共有するのは賢明だろう。
近郊に住むチベットのリンポチェは89歳で様々な持病もあるので、この1年、ずっと仏教センターから一歩も出ていないそうで、それでもオンラインの講義などは続けているようだ。
「前会長」も、パリのカトリック大学での仏教の講義を今はZoomだけにしている。
そうやって対応していく人々に尊敬の気持ちを抱くばかりだ。
この日の「自然浴」を糧に、私も何か役に立つ仕事をしなくては。