コロナウィルスの変異株対策で、普通なら三つのゾーンに分かれる春休みが一斉にまとめられて2週間、その前後も「家庭学習」みたいな形で、中学や高校はまるひと月も学校が閉まっている。でも4月の3週目は前半と違って青空が広がり、午後はピクニック日和となった。
私は生徒のレッスン日を変更するのが面倒で、元のままのスケジュールで基本的に通した。それでも、いつのまにか、春が来ていた。
庭にはいつのまにか白と紫のリラの花が咲いていた。
並木はびっしりと葉をつけて息づいている。
ヴァンセンヌからナシオンに向かう通りではマロニエが花を咲かせ始めていた。

5月の半ばにはカフェのテラス席も開き、バレエや音楽院も閉鎖を解除される予定らしい。(ブラジルやインドのウィルス変異株の蔓延がなければだけれど。フランスは、平気で罰金付きの外出規制や店の閉鎖をするのに、他国から来る人に対して空港からホテルへの隔離などの処置は居所の自由の侵害とかでできない。日本と対照的だ)
ともあれ、5月はパリの一番美しい季節。
夏休みに入る前にバロックバレーの仲間と再会できますように。