これを書いている9月の初め、緑の葉に白い点入りのベゴニアの鉢に、新しい葉が生えているのを発見した。

若い葉だからまだ小さくて色も明るつやつやしてつやつやして、葉の裏もまだ赤くないのだけれど、ぽつぽつと筆で描いたような白い斑点はしっかりある。
このベゴニア家族に新しい命が誕生した、というイメージでかわいい。
生まれたばかりのパンダの赤ちゃんはまだ白黒の区別がはっきりしないから母親と一緒でないと一見パンダの子供かどうかわからない。そんなことを連想してしまった。
庭ではブドウが食べごろだけれど今年のはいつもより小粒だ。
イチゴもたまに赤くなっている。
最後のグラジオラスが満開。
薔薇は次から次へと、冬以外ずっと咲いているけれど、一輪撮影。
こうして見ると薔薇って、やはり独特のオーラがある。イラン原産というのもなんだか神秘的だし、その妖しい魅力の聖火、悪魔の化身のように批判した初期キリスト教父たちもいるほどだ。でも、今は「愛」のシンボルとなっているのだけれど、やはり「棘」があるままなのが示唆的でもある。教会の「薔薇窓」は季節の巡りと宇宙のシンボルでもあった。この薔薇が「十字」と組み合わされて以来、錬金術や神秘主義のシンボルとしても使われるようになる。フリーメイスンのシンボルといえばコンパスや定規が思い浮かぶが薔薇も特別な場所を占めている。
聖母マリアや聖女たちにも薔薇や百合が配されるけれど、その色は紅い薔薇と白い百合と相場が決まっている。色も形状も対照的なこのふたつが女性の「聖性」に結びつけられるのは興味深い。