ちきゅう座にあった岩田昌征氏のこの記事を読んで、なんだかとてもアナクロニックな気分になった。それについて考えたり書いたりする時間が今はないのだけれど、後からまとめるために、これまでの自分の記事も加えて覚書を残すことにする。
近代社会の構成の基本ロジックが西欧北米のキリスト教社会から来ているということは分かる。そこに、肌の色の人種差別があったことも分かる。
といっても、現在はアメリカ大陸への奴隷貿易に由来する差別が強調されているけれど、そもそもは、肌の色とは直接の関係がなかった。
アフリカにも巨大な財を成した帝国もあった。
で、白人優位の後でアジア人が勢力を伸ばし、次はアフリカというような単純な見方は、いろいろな意味でもう通用しない。
特に、いまは過去に例のない地球規模での変革が起こっている時代だ。産業革命のような「革命」と言っていいぐらいだ。
1. グローバル経済。
2. サイバースペースという「第六の大陸」の出現。
3. 遺伝子学革命。
4. 地球規模の環境破壊。
これらによる複合的な変革が世界をどのように変えていくのか、政治もメディアも把握できていない。
どれもすでに、私たちの日常生活に大きな影響を与えている。
3は、遺伝子組み換え食品や胎児の遺伝子検査だけでなく、コロナ禍に対する遺伝子組み換えワクチンが「先進国」の過半数の人間に一年足らずの間に接種されていることも驚異的だ。
これらの大変動は、もう民主主義やら資本主義経済やら肌の色などをはるか超えたところにある。
私の世代は半世紀後の世界など見ることはないけれど、未来のカタストロフィを避けるために今の若者とは別の視点から役立つ提案ができないかを考えたい。