フィリップ・ドゥスト=ブラズィは、フランスの政治家で文化相、外相、厚労相などを経て国連副総裁も務めた人だ。ルルド出身で循環器医でもある。
その彼は今でも、国際的な福祉にかかわっているのだけれど、テロと貧困の関係について衝撃的なことを言っていた。
野菜果物、肉魚をほとんど摂れないような貧困、飢餓の状態にある妊娠中の女性は、インドで40%、サハラ南部で50%にも上るのだという。そのような、妊娠中に慢性的なビタミンB不足、たんぱく質不足であった女性から生まれる子供の知能指数は、平均より 30%も低いそうだ。
知能指数が30%低い子供たちが難民キャンプで10年過ごして、そこから出ていくときには武器を抱えたテロリストになるという未来が待っている。
うーん、これはもう、子供の教育という以前の問題だ。
妊娠中の女性が十分に栄養を摂れるような環境が必要だということだ。
暗澹とする話だけれど、 「教育」の恩恵を受けるためには、ベースとなる理解力が必要なわけで、飢えた子供に食料を供給するだけではもう遅い、ということを忘れてはいけない。 ここにメモしておく。