最近、いつも回ってくるTIME 誌やThe New Yorkerのバックナンバーの中に、めずらしい雑誌があった。
イギリスの雑誌で、「書く女性のための雑誌」とある。
徹底的に女性ライターの手によるもので、MSはミスとミセスを統合したものだ。もう20年も続いている季刊誌らしく、どうやって小説を書くか、コンクールへの応募や自費出版の仕方も含めて詳しく書いている。

女性作家に特化したこんな雑誌があるなんて。
イギリス中でたくさんあるコンクールの案内もあって、驚いた。こんなに小説家やライター志望の女性がいて可視化されているのだ。アングロサクソン・フェミニズムのテイストで、フランスではちょっと考えられない

今まで、何の疑問も持っていなかったけれど、こんな雑誌を読んでいる人にがぜん興味がわいた。この人にもらった雑誌について今までこんな記事を書いている。
Gwyneth Hughes という作家、特に脚本家だったらしい。パリに住む92歳の女性なので、一人住まいの老婦人というイメージしかなかったのだけれど、考えてみると、雑誌のチョイスに特徴があるし、これだけの雑誌をいつも読んでいるということだけでも、「普通」の老婦人とは言えない。
あらためてwikipediaで検索すると、2008年にはゴールデン・グローブ・アワーズにノミネートされているし、2013年に書いた作品が2014年にBBCで放映され、2018年にもTV番組の制作をするなど、なんと「現役」の人なのだった。
この2年ほどは、コロナ禍でイギリスとの仕事も思うようにならなかっただろうと想像できるし、Brexitの影響も受けただろう。それでも92歳で現役。活字の小さい紙の雑誌を平気で読んでいる。こんな人がいて雑誌を回してもらっていたなんて、元気をもらえる。 あらためて感謝。
コロナ禍が終わったらゆっくりお話ししてみたい。