私はスポーツとかゲーム、芸能の情報には疎い。フランスのニュースでも目にとめないのに、ましてや日本のスポーツやゲームなどさっぱり分からない。
その私でさえよく見聞するスターの名前に大谷翔平や藤井聡太がある。
どちらも若くしてスターの座に上り詰めた天才なのだろうけれど、謙虚でおだやかで育ちのよさそうな感じだ。
最近、コルシカ島の14歳の少年がフランス最年少でチェスのグランドチャンピオンだかなにかになったというニュースを目にした。
コルシカでは25年前からチェスを小学校の科目に組み入れているそうだ、この少年はもちろん低学年の頃から特別の才能を示して、もうプロ活動をしているわけなのだが、彼のスポーツ系トレーニングの様子を見て驚いた。特別のコーチがついて、かなりハードなトレーニングを欠かさない。頭の回転のためにも体の運動が必要なこと、対局というか、チェスの試合で6-8時間も座っていることもあるわけだから集中力を落とさないためにも体力を養うのが大切だからだそうだ。
将棋など正座だろうからさらに大変だろう、藤井聡太くんがどうやって体力をつけているのかとググってみたら、14歳の時、「陸上が得意で俊足」というのが出てきた。
まあ、野球でも将棋でもチェスでも、トップクラスの実力を発揮するには、体力だけでも知力や精神力だけでもだめで、両輪を駆動させなくてはならない、ということなのだろう。