この修道院が特筆に値するのは、300年に渡る活動、毎日の生活が記録、保存されているところだろう。広大な建物内部の廊下に資料展示がなされていて、ミュージアムの中に住んでいるような感じになる。
また、ある意味で「白紙」の世界にやってきて生涯を捧げた女性たちの人生観や信仰がよく分かる。同時に、幕末以後に日本にやってきた女子修道会と同様、遠い「本国」から信仰やアイデンティティの支えとなる「聖遺物」などの「信心グッズ」を送ってもらって大切にしていた様子も分かる。(下の写真は実物大?の幼子イエスの蝋人形で、カナダのアウグスティヌス医療修道会の最初のクリスマスに、ノルマンディにある本部から船便で送られてきたもの。1639年だった。)
アメリカの歴史ではWASPによる西部開拓で先住民であるアメリ・インディアンを抹殺しようとしたというイメージがあるけれど、カナダは根本的に違っている。