
釣りをしている人と、望遠レンズで撮影している人に遭遇。
魚から丁寧に針を取り除き、体長を計った後で水に戻した。

これは淡水ベルーガ(チョウザメ)で、65 cm以下だと漁獲禁止なのだ。成長すると1m50にもなるというからなんだか怖い。
カメラマンとしばらく話した。
生粋のケベック人だが、カナダ政府の元役人だったので英語が必修でバイリンガルなのだが、今は絶対にケベックのフランス語を捨てない、死守する、という立場。
しかも、ケベックのフランス語を守るために、標準フランス語でなくてわざわざケベックのフランス語を復活させているのだという。
フランス本国でもバスク人やブルターニュ人がバスク語やブルトン語を必死に守っているだろう、それと同じ、アイデンティティの問題だ、分かるだろう、と熱弁を振るわれた。アンチ・アングロサクソンで典型的なケベック独立運動の闘志なのだ。(この人のインパクトの方が急流よりも大きかったぐらいだ。)
サンローラン河の自然保護にも熱心だ。どこを経由したのか日本から持ち込まれたという虫による害にも触れていたのでなんとなく肩身が狭かった。
(カメラはニコンとあったのでほっとしたら、望遠レンズはマニア好みの「ソ連製」なのだという。)
カナダのフランス語やこの人については前にも書いている。
南側の急流と違って北側は湖のように静かだった。サギがぽつんと立っている。