10/23からの3年ぶりの日本について少しずつ書いていこう。
5月にカナダに行っていて本当に良かったと思う。スーツケースを用意して、空港に行って飛行機に乗る、という手順が5月にも緊張したけれど、今度は少しましだった。でも、マクロンの「節電」の脅しが効いていて、空港のゲートの照明がとびとびで暗めなのでテンションが下がる。

空港内の免税店の配置も変わっていた。例えばいつも買うアーモンド入りのドラジェがなくてチョコレート入りのドラジェしかない。でも一応、頼まれたものなどいろいろ購入できた。
ビジネスクラス用のラウンジから新聞雑誌類がすべて姿を消していた。すべてダウンロードできるようになっているのだけれど、私にはできなかった。エール・フランスの客ならあらかじめ番号をもらえるらしいのだけれど、私はJALなのでつながらないのだそうだ。
仕方がないので外のエリアの売店で「ロシアから見た世界」というル・モンドの別冊とカナル・アンシェネ紙の二つを買った。
で、JALなので機内では日本映画に飛びついた。ほぼ夜行便なので3本しか観れなかった。(帰りはアメリカ映画と邦画3 本)
今このブログではYoutubeが一つしか貼りつけられないので一つずつメモ。
まず『メタモルフォーゼの縁側』
原作がマンガ。ボーイズラブのマンガにはまった一人暮らしの年配女性と女子高校生の友情。うーん、若い人は全然知らないけれど、宮本信子がおばあさん役というのが興味を引いた。帰りの機内でもやはり宮本信子が出ていた。どちらもひとり暮らしという設定なのはおもしろい。
話の進行がワンパターンというか退屈なのだけれど、コミケの様子や、ボーイズラブものを描く女性漫画家、女子高生、おばあさんや外国に住む娘などのキャラの作り方がうまいので、最後まで楽しめた。
おばあさんが習字の先生というのがなつかしい。
朱筆で「よろし」と書く感じなど、昔お寺のお坊さんの習字教室にずっと通っていたころを思い出した。パリのリセで日本語を教えていた時、みなに筆ペンを配り、私は太い毛筆に水をつけて、黒板に手本を書いて見せた。(中学の時に先生がそうしていたのを思い出したからだ。)バカロレアのオプションに必要な漢字の表もみな筆ペンで書いてコピーした。まだインターネットが普及していない時代だった。今は何でもネットで検索できるのに。
そういう「お習字」の雰囲気を別としたら、ボーイズラブのマンガの世界って、ゲイの世界とは何の共通点もない異世界だなあと再認識させられる映画だった。