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L'art de croire             竹下節子ブログ

3年ぶりの日本 その1 メタバース

機内映画で日本風味を満喫した後、羽田へ。
3年間も日本に帰っていないのは1986年以来。
あの時はバブル真っ盛りで、衝撃的だった。ネットもないし日本の雑誌や新聞も時々しか読んでいなかったし。成田からの空港バスから見る日本語の看板も新鮮だった。

この2年半ほどのコロナ騒動で、空港での待ち時間や検査や隔離の問題がありと聞いていたので(だから帰っていなかったのだけれど)、ワクチン証明のQRコード読み取りとパスポートの顔写真の確認などすべてオートマティックで、パスポートのスタンプ(任意)すら必要のない簡単さとあっけなさに驚いた。(帰りもそうで、搭乗券から預ける荷物のタグまで自動でできて、スーツケースも自分で置いて、人間との接触なしで行ける(さすがに手荷物検査はあったけれど)ので驚いた。これもコロナの「接触」を避けるやり方で進化が早まったのだろうか。

羽田から渋谷に向かうバスの中から富士山のシルエットが見えた。
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バスのコースも少し違っていて、先に渋谷駅を通るのだけれど、何がどこにあるのか分からない。3 年前の渋谷も至る所工事中だったけれど、高層ビルが並んでいて分からない。渋谷フクラスとかいうのがあってハチ公口とどういう関係なのか分からない。
いつもはセルリアンタワーの地下でバスを降りてすぐタクシー乗り場があるのだけれどなくなっていた。セルリアン東急ホテルの人が地上階に案内してくれてホテルの入り口でタクシーに乗れた。青山通りから表参道に入ってもらうのだが、タクシーの運転手さんも渋谷かいわいはもうよく分からない、などと言っていた。
後で、フクラスが東急プラザ、ヒカリエが東急文化会館、と唱えながら動くことにしたのだけれど、銀座線や東横線のホームが移動してしまってやはりぴんとこない。

表参道は明治通りとの角に大きなビルが工事中だけれど、ブランドのビルや河合楽器などは変わっていないのでまあまあ勝手が分かる。
行きつけだった「整体」サロンがコロナ禍で閉まってしまい、はじめてのところに予約。手首検温されたら33度で、低すぎると言われて額で35度だった。それにしても至る所で検温される。いつも低めで助かるけれど、マスクして歩いてくると結構熱くなるので真夏なんかどうなるんだろう、と思ったけれど、真夏にマスクで歩くと汗をかくから体表温度は下がるから大丈夫なのだそうだ。なるほど。

日本について初めての和食は同じ神宮五丁目の「湖月」で。
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お刺身の写真がぶれたので載せられなかったけれど、栗や松茸ご飯など、秋の日本らしい献立で満足。

(今回は、帰ってすぐに日本気分を味わうために、歩いていける根津美術館や太田記念美術館のどちらかに行きたかったのだけれど、どちらも、展覧会の「入れ替え」で閉まっている期間だった。原宿の駅も、重要文化財でずっと残るかと思っていたのに新しくなっていて驚いた。まあ初詣などの人流整理には効果的なのだろうけれど。で、まずは和食ということで。)

お店に入ると、品物の種類と情報量の多さでくらくらする。
ハイブリッドの商品が豊富。「クリームチーズのみそ漬」って…。
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「半熟キャラメルせんべい」も同じく漢字カタカナひらがな交じりのネーミング。
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「新食感」なんとか、というのもいろいろある。
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この後も、毎日のように、あらゆる種類の「商品」のネーミングやキャッチコピーやプレゼンテーションに驚くことになる。その細分化、煩雑さ、際限なく繁殖していく何かのようで、コロナ禍で「自粛」している印象だった日本で、モノとモノをめぐる言葉があふれていることで選択肢が無限にあるようにも見える。でも、落ち着かない。ここにいれば私もキラキラムードに巻き込まれていろいろ「消費」してしまうのではないかと思ったけれど、実際はそうならなかった。
ちょうど14年前に母が意識不明で入院していた病院に通った頃、やはりかわいいモノのあふれた店に女子高生たちが集まっているのを見て、まるで異世界にいるような気がした。なんだかそれと似ている。(続く)





by mariastella | 2022-11-26 00:05 | 日本
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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