「透(道枝駿佑)が真織(福本莉子)に告白すると、彼女は本気で好きにならないことを条件に交際を承諾する。夜眠るとその日の記憶をすべて失ってしまう難病を患っていると明かす真織。そんな彼女と一日限りの恋を積み重ねていく透も、実は大きな秘密を抱えていた…。」
前向性記憶障害とかで眠ると記憶を失う少女と毎日つきあえるのだろうかという設定で、こういうパターンの映画ってあるよなあという感じで観たのだけれど、構成がなかなか複雑で、特にヒロインの親友が名演なので全く飽きなかった。
しかしその状態で、周囲に記憶喪失を隠したまま学校に戻って勉強することが可能だというのが非現実的で説得力がない。
記憶喪失を隠すという両親の選択自体は理解できる。それを公にしたら、毎日記憶が消えることに乗じる者からのいじめや犯罪、暴力などに遭遇するかもしれないからだ。
「恋人」の学生は小説家を目指す父親と2人暮らしで、家を出た姉が人気作家になっていることを隠していたり、ヒロインの親友がその作家のファンだったり、いろいろな伏線を上手に配している。
帰りの機内では米映画2本と邦画3本を観たわけだが、邦画の方が密度が高かったという印象を受けた。