12月初めのサロンで買った本は後2冊ある。
クリスマスシーズンなので、絵本のスタンドも充実していた。
その中で、クリスマスものではないデカルト哲学解説の絵本に目がとまった。
その隣にあるのは「ディオニシウス・アレオパギタと神の名」というものでそれも絵本のテーマとしてはユニークなチョイスだったのが目を引いた。
この2人についてはここで書かない。
もっと目を引いたのは、同じ著者なのに、挿絵画家が違いそのイラストが全く別のコンセプトであることだった。
しかも、デカルトの挿絵とテキストの配分がデザインとして秀逸で、一目で気に入った。
それぞれ裏表紙にイラストの例がまとめられている。
で、私が著者に聞いたのは、どのように画家を選別するのか、どのテキストにどのようなイラストを入れるのかあらかじめ想定して注文するのか、イラストの構図やテキストとの組み合わせのデザインは誰がやるのか、下絵のどの時点でOKを出すのか、テキストのテーマや内容に関する画家の関心度や理解度はどの程度問題になるのか、重要なのか、などということだった。哲学者である著者のジャン=ポール・モンジャンは私の質問のすべてに丁寧に答えてくれた。そして、彼の関わっている絵本シリーズのいくつかは日本で訳されていると教えてくれた。ディスカヴァー21という出版社だという。後でネットで検索したのだけれど、興味深い本がいろいろあったが、彼の本にはうまくたどり着けなかった。
こんな形でこんなクオリティの高い絵本が存在できるのは、やはり「哲学」が中等教育の必須科目であるフランスだからだろうか。