一日の初めを「幸せな気分」でスタートできる確実な方法が私にはある。
起きてすぐ、洗面台のある緑の書斎(私は二つの書斎を使っていて、白い書斎と呼ぶ方は執筆中のデスクがあるので基本的に非猫ゾーン)に行けばたいていそこのソファとと椅子にイズーとナルが寝ている。
いつもシャッターチャンスを逃して残念に思うほどだらけた格好で寝ている。
それを見ているだけでもほっこりするけれどここで、
「あっ、こんなところに猫がいる」シリーズを始める。
このフレーズを日本語で棒読みして、どこからか猫が迷い込んできたか、ここは外で、野良猫に遭遇したかというシチュエーションを想定。
で、起きないか、ひっかかれないか、逃げられないか、と恐る恐る近づいて触ってみるというゲーム。
そっと背中を触る。びくともしない。ナルくんならここでもうごろごろと喉が鳴り始める。
で、今度はお耳、今度はお鼻、今度は尻尾、次はおなか、こんなとこまで、と言いながら、次々触っていくのだけれど、無事すべてクリアできるという手順。最後に喉をさわると、目を閉じたまま首を挙げて、気持ちよさそうにもっとどうぞ、という風になる。この辺で背中に耳を当てると静かにごろごろという音が。

習慣、気配、匂い、全部キャッチしているのだろうけれど、それでも、この「100%の信頼」をもらっているという幸福感はたまらない。
犬だったら、気配を感じたらすぐに起きて尻尾を振って駆け寄ってきそうだが、猫のこの、「起きる気はないけど、さわりたいんならさわってもいいよー、」という反応をもらえるのは、猫好きにはわかってもらえると思うけれど、至福の瞬間だ。
絶対に幸せになれる「あっ、こんなところに猫がいる」ゲームを毎日続けられますように。