Q : エコロジーは新たな人類学を描いているのでしょうか?
CP : エコロジーが地球の住民の智慧という思想だとすれば、知的にも道徳的にも心理的にも改変が前提となります。人類学の革命と言えるでしょう。これまでは、私たちは、個人の尊厳における自由と平等のもとに国家を形成するために、個人の主体という次元を優先してきました。それを実現するためには「人権」という抽象概念を必要としたのです。けれども、それを強調するあまり、他の人間や人間以外のものとの協調や相互依存関係を軽視してきました。
今は、際限のない成長が進歩であるという考えは完全な誤りだと見なされています。これまで教え込まれてきた競争や敵対関係というものによって構築されたものではない共生の形を学ぶ必要もあります。
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ということで、「持続可能なxx」とか「再生可能なxx」などが推奨されているわけだ。でも、それも、一部の「先進国」のエコロジー産業のロビー活動や利権と切り離せないし、「人権」というのも、「民主国家」の看板になっているとはいえ、実情は、平等や基本的人権の保障とは程遠い社会や国家がいくらでもある。「個人の尊厳」とか「人権」という言葉が実際に社会的弱者を救うことにつながっていくためには何が必要なのだろうか。(続く)