フランス人は「偉大なフランス」のイメージが好き。だから王や神を必要とする。
(その王をギロチンにかけてしまう伝統もある)
マクロンはジュピターから今やジュピターの息子で火山の神ヴュルカンVulcainになった。
2022 /7/14のインタビューでは、自分はジュピターよりもヴュルカンだと言っている。
ヴュルカンはローマ神話で「火と火山の神で鍛冶の神」。本来は火事を防ぐ。猛暑の後に Valcaniaという祭り。
国会内での対立を収めて鍛冶屋のように炎の中から何かを作り出す、というのだが、習近平を訪問したマクロンは相変わらずフランス王を演じているものの、フランス国内では何か言うたびに「火に油を注ぐ」」状態になっている。
(Vulcainの日本での表記をwikipediaで調べてみた。ウゥルカーヌス(古典ラテン語:Vulcānus)は、ムルキベル(Mulciber)とも呼ばれ、後にギリシア神話の鍛冶神ヘーパイストスと同一視される。ウルカヌスとも表記され英語読みのヴァルカン(Vulcan)でも知られる、とあった。)
ボルヌ首相の方は、マクロンが中国に滞在中の4/5に、年金改革反対のデモを繰り広げる組合代表者らと会談したが、決裂した。
後でマイクの前に立った時、強面ながら小柄で小顔にしわが目立ち疲れを隠すためかくっきりとルージュを引いて赤い上着を着ている姿は、両脇に立った背広にネクタイという姿の屈強な男二人と対照的でなんだか痛ましかった。
ジェンダーレス社会だなんだと言いながら、ボルヌ首相は「女性」性と共に「見える」しかないのだ。
一方で、社会福祉&連帯閣外相マルレーヌ・シアパが4月8日発売の『プレイボーイ』の表紙を飾ったことも話題になった。女性の権利についてのインタビューと共にファッショナブルな写真を載せているのだ。
『プレイボーイ』誌は今やインテリのムックなのだそうだが、シアパのしなやかそうな体と自信に満ちた美しさを見ると、ボルヌ首相がますます気の毒になってくる。