4/6にカルチエ・ラタンを散策した時、修復中のノートルダムには入れないから、久しぶりにサン・セブラン教会に入ってみた。
表の黒ずみが目立って、表面だけ見ると洗浄されたノートルダムの方がずっときれいだ。でもそれなりの雰囲気。



パリの守護聖女ジュヌヴィエーヴ。

見どころはたくさんあるのだけれど、じっくりみたいのは「聖体」の置いてあるチャペルの中にずらりと展示されているジョルジュ・ルオーのリトグラフ「ミゼレーレ」のシリーズ。
完全に祈り、黙想の場所なので写真はもちろん撮れないし、ずっと祈り続けている人がルオーの絵の前にいたので、じっくり鑑賞というのも気がひけたが、すばらしいものだった。こういう感じの展示。
聖週間の聖木曜日で夕方には十字架の道行きもあるだろうに、受付場所はすべて閉まっていて、告解の場所も設けられていなかった。サン・シュルピスにでも寄りたいところだけれど、途中でデモに遭遇するような時間帯を避けたいので教会巡りはあきらめた。