宗教とは直接関係ないのだけれど、タイトルに御出現とあるのは、数々の聖母御出現のメカニズムに光明を与えてくれるような説に出会った。
いつも日本に来る度に、たいていのTV番組があまりにも私の感覚とずれているのでほとんど見ていないのだけれど、衛星放送に移行した放送大学だけはいつもお世話になっている。
その中で、視覚情報処理についての解説があった。側抑制と畳み込み演算についてで、ここで詳しく書くつもりはないが、たとえば「錯視」のメカニズムも説明できる。コンボリューション、高次視覚野、スキップコネクション、局所特徴抽出など、いろいろなキーワードが出てきて、コンピューターによる画像抽出精度を高める話なのだが、その中で、たとえばビル・クリントンの顔を出した時と、クリントンの名を文字で出した時に同じ反応が見られるというのがある。
これを聞いて、もう30年以上前に超能力の研究をしていたTVディレクターの話を 思い出した。透視の実験で、先入観を防ぐため無作為に選んだ子供たちと、老人施設にいる高齢者に試してもらった。紙の左側に、単語や記号や絵を上から下に並べ、それを隠して、そこに見えるものを右の列に書いてもらう。
個人差はもちろんあるが、よく当たる人もいて、中には元判事という人もいた。
はじめは懐疑的でも、「当たる」と俄然興味を持って次々と解いていく。
おもしろいのは、たとえばハサミの絵の横に絵をなぞるのでなく「ハサミ」と、文字をよみとったかのように書き入れたり、それが英語の単語でも意味するものの絵を書いたりする場合があった。子供も同じだ。
数学の記号のように抽象的なものについては、その形をなぞるかのように書き写すのだという。
不思議で、理解不可能だった。
でも、ネオコグニトロンの話で一定の可能性が示唆されるように思う。
「深層学習」というキーワードもある。
で、いろいろなタイプの「御出現」の「証言」、つまり視覚情報が目撃者によってどのように処理されているかについても、説明できるのではないか。ポンマンの御出現のように、子供たちが空に現れるアルファベットを1文字ずつ読み取っていくという、「不思議」にも応用できるかもしれない。
コンピューターによるそれらの御出現の画像検出で御出現を「識別」できないだろうか。
忘れないうちにここにメモしておく。