7月の話。
グルノーブルから帰って、パリのタイタニック展に行った帰り、ボンマルシェに寄ったので、その前に簡単に昼食をとるために予約なしで近くのレストランに入った。
デュパンという小さなレストラン。
テラス席は暑そうなので、中に。
メニューは一種類。あとは6皿のお任せコースだけ。
前菜。仔牛のタルタルに青リンゴやハーブ。
これも前菜。ビネガーを加えたトマトジュースに、バジリカとトマト汁のシャーベット、バラッターチーズ、ベリー類、などみな凝ったヌーヴェル・キュイジーヌ風で少しオリエンタルっぽい。巡礼中に郷土料理を満喫した後で、パリに戻ってきた、という感じ。
ズッキーニのリゾット付きタラ料理。
仔羊。ヨーグルトや柑橘類ベースのソース、ひよこ豆のクレープなど。

チーズ屋さんに行く前にサン・ヴァンサン・ド・ポールのチャペルに久しぶりに寄る。はるか奥の上に横たわる棺には横の階段から近づける。何十年も前に最初に近寄った時は、蠟のマスクなのに、ちょっと驚く苦しみゆがんだ顔がショックだったが、それも何年か後にはきれいにつるりと修復?されていた。
チーズ屋さん「キャトルオム」。オリジナルのチョコレートやアイスまで売っている。お土産用には真空パックにも入れてくれる。
創業70年とある。
ボンマルシェではトリュフ入りのポテトとリコッタのピロシキ、これに赤ワインでその日の夕食はOKというのがフランス式というところだ。
レストランには、ボンマルシェの袋を持っていた中年の日本女性の2人連れがいた。ああ、日本でもコロナ禍が終わったんだなあ、と実感する。高齢者でフレイルになってしまった人などには取り返しのつかない時期だった、とあらためていろいろな知人に思いをはせる。