「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉はよく耳にしてきたけれど、ネットで検索すると、江戸時代の米沢藩主上杉鷹山の言葉だとあった。
「どんなことでもやろうと思って努力すれば、必ず実現できる。逆に、無理だと思ってあきらめ努力をしなければ、絶対に実現できない」という意味で、まあ誰でもなるほどと思える。
フランス語では「quand on veut, on peut, et quand on peut, on doit」というのがあって、ナポレオンの言葉だとされている。「やる気があればできる、そして、できるならばやらなければならない」という「volontarisme」で、これがナポレオンの成功のもとでもあり同時に失墜のもとともなったといわれる。(日本語のボランタリズムは無償のボランティア、と結びつけられるがこのフランス語の文脈では「やる気満々」で「はやる心」という感じ)
最近、その反対で「quand on peut, on veut」というのを耳にして、これもいい得て妙だなあと思った。
「できるなら、やる気になる」、つまり、「自分にできることだという見通しがある時に、それをやり抜くと覚悟すべきだ」というニュアンスで、絶対にできないようなこと、自分には無理なことに無謀に参画するな、とも読める。
「事なかれ主義」とは少し違って、はたして自分には何ができるのか、を慎重に識別してから、実際に取りかかって達成を目指す、という感じ。
自分自身、自分の知力、体力、残り時間などを視野に入れて、これから何ができるのかを見極めながら、やりたいことを選別していくべき時期だなあ、と思った。