フランスの町のどこでも週に何度か開かれる「朝市」では、野菜や果物、香料やローストチキンなどの食料だけでなく、服や靴や雑貨など何でも売っているところが多い。
ブランドの売れ残りを安く仕入れての転売もあるから、よく探すとなかなかの値打ち物もある。
移民の多い地域などでは驚くほど安価な品物が多い。1ユーロのショールが山のように積んであったり、服も靴も10ユーロ以下のものなどたくさんある。そして、いつも人が群がっている。節約する場所ではなく、安物をいろいろ買う場所なのだ。
おもしろいと思うのは、こういう場所の服売り場のマネキンのサイズだ。
レギンズや下着などを着せられている「型」がえらくリアルなのだ。
たとえばこういうの。3ユーロのレギンズだが、腰や太ももがたっぷりしている。
日本人は華奢な人が多いけれど、こちらではこういうシルエットは典型的だから、スタンダードなのだろう。(後ろに見えるピンクのブラの胸も大きい。)普通のブティックもショーウィンドーでは細身のマネキンを見慣れているから、なんだかこのリアルさが生々しい。
アラブ世界のスークではどうだったのかは覚えていない。もういろいろ変わっているかもしれない。サウジアラビアが2030年の万博を開催すると聞いて、しかも、あのリヤド、ワッハーブ派の拠点で、いったいどんな「自由化」が展開するのかぜひ見てみたいものだ。(今の大使館エリアのように、万博会場内だけでは女性もヴェールやアバヤなしで歩けるようにするのだろうけれど、その他の場所ではどう変わるかのかが楽しみだ。)