8/15は、日本人にとっての「終戦記念日」であり、お盆でもあり、カトリックでは聖母被昇天祭でもある。フランスのノートルダムの巡礼地はこの日が最高潮のミサとなる。
個人的な思い入れもあって、この日はたいていミサに出席。
でもパリはバカンスで、特に普段からミサに出席するような保守ブルジョワ層はみな別荘などに行っているから、日曜以外の特別ミサをしないところも多い。
今年は特に、オリンピックとパラリンピックの間なので、前夜祭や行列があっても15日の朝のミサをやっているところは少なかった。
うちの近所もゼロ。
で、前にも時々行っていたパリのノートルダム・ド・ロレットに。
メトロを降りて、あのネオクラシックの柱列が見られると思ったら…。
司祭の話もオリンピックネタ。
>>開会式ではフェミニズムのヒロインがいろいろ取り上げられていましたけれど、私が神学生だった頃こんなことがありました。ある時、ノートルダム大聖堂の周りに配置されて、観光客らにキリスト教について知ってもらうという課題が与えられました。その時、イスラムスカーフを被ったムスリム女性が2人、ジャンヌ・ダルクの像を見て、カトリック教会にもこんな女性騎士の像があるんですね、と感心していたので、大聖堂の中に案内したら、聖母子像にまた驚いていました。カトリックはもともと女性を崇敬していたんですね。<<
なるほど。ジャンヌ・ダルクは旧穀のヒロインだけれど、1920年にカトリックの聖女にされてしまったから、「共和国」イデオロギーの開会式には不都合だったのかも。
ミサが終わって外に出たら、5,6人もの兵士が警備していた。オリパラ期間のパリは治安がいいというのは本当のようだ。
その後で、北駅のインド人街に行き、馴染みのレストランへ。北駅もオリンピック仕様だった。それぞれの競争をそれぞれのリズムで、という標語は悪くないけれど、電車のアバウトな発着のこと?と皮肉を言いたくなる人もいるのでは?五輪スポンサーの大型広告が並んでいるが、TOYOTAのこのシリーズは目立っている。
レストランではココナツとライチのカクテル。
茄子のフライ。
ベジタリアンべのタリー。
デザート。
冷房がないけれど窓から風も入って快適だった。