(前の記事の続きです)
Q : ベルリンの壁が突如崩壊したようなことですか?
A : 言葉の本来の意味での「イベント」ということです。つまり、世間の普通の流れによっては説明がつかず、可能性の予測などをすべて超えていることです。それまで「不可能」であるとみなされていた者が、突然、眼前に展開される。私たちの歴史の記憶の中には、実はそういうことが少なくありません。それは個人の人生でも同じことです。
Q : 希望するのはすべての人間に固有のものですか? 信仰が必要ですか?
A : 神を信じていない人も体験することです。人はみな、闇の中でも、敵対する者の前でも倒れることなく立つ抵抗力をもっています。
キリスト教徒とユダヤ教徒が示す強力な希望は、神の約束に忠実なことをベースにしています。エジプトから脱出して以来のモーセたちの終わりのないような遍歴を見ると分かります。
そもそも紅海を歩いて渡れるなどと誰一人期待していませんでした。渡った後でようやくそれが可能だったと分かるのです。
(続く)