渋谷に原爆が投下されたら?

今回の日本は、楽器を持っての移動が続き、仲間と共の行動が多かったので、個人で美術館に行くなどは最初から考えていなかった。（最後の日に、仲間のHも行って感激したという近所の太田記念美術館にようやく足を運んだけれど。）

でも、着いた翌日、クリスマスプレゼントに手ごろなものがあるかどうかを見に、滞在先から徒歩2分くらいにところにあるMoMAデザインストアに寄ってみた。

近くのキディランドなどは入場制限があって長い列ができていたのには驚いた。すごい数の観光客だ。

MoMAは空いていたけれど結局何も買わなかった。その隣にある展示コーナーにもいつも寄るのだが、今回のものは衝撃的だった。

エフェメラって何?
説明があった。（一応貼っておく。興味ある人は検索して読んでください。）

説明を読む前に入った最初のコーナーでもう驚いた。第二次世界大戦で廃墟となった渋谷の写真などを大量にインスタレーション。にぎやかに発展? した今の渋谷も、別の角度から見る。もしも渋谷に核爆弾が投下されたら?

これらのメッセージを全部読んでからあらためて、冒頭の作品群をながめると、メッセージ性が響いてくる。芸術性がどうとか「美」がどうとかいう前に、私たちはひょっとしてもう「生きるか死ぬか」のステージにいるのではないかと怖くなる。

それでも、アートでレジスタンスを続ける人たちは、確実に、いる。