11月3日に日本から帰って、8日に久しぶりにコンセルヴァトワールでビオラを。
1ヶ月間、ケースから出していなかったけれど、1/31に弾く予定のオーケストラの2曲を合わせた。
一つはケテルビーの「中国寺院の庭にて」。こういうの。
変化があってとても楽しい。オーケストラで弾くのは2年ぶりになるわけだけれど、いつも幸せな気分になる。難曲でもなく、解釈や分析も要求されず、全体を楽しめる。
もう一曲は、チャイコフスキーの「四季」の「4月(松雪草)」をピアノとヴァイオリンとビオラのトリオに編曲したもの。
これも、弾いていて、究極の癒しというかリラクゼーション音楽という感じ。
シャルル=ルイ・ミオンの複雑な曲とギターという難しい楽器と「知的な力技」のようなコンサートを日本でこなしてきた後で、こんな手軽な慰めを得られるなんて、30年前にビオラを始めてよかった、とつくづく感謝する。
6月には容易くないシューマンの五重奏が待っているので手は抜けないけれど、ひとまずは楽しめる。よかった。
1月末のケテルビーとチャイコフスキー演奏の1週間後には、パリでのトリオ・ニテティスのコンサートがあるので両方を並行して準備するのはそれなりに大変そうだけれど、擦弦楽器と撥弦楽器、両方楽しめるのは最高の贅沢だ。
ピアノの生徒たちとはクリスマス曲をいろいろ弾き始めている。
人生に楽器演奏があってほんとうによかった。