(続きです)
このミュージアムで、今だけの限定なのかどうかはよく分からないのだが、BarthélémyToguo というカメルーンのアーティストのインスタレーションがそこかしこに見られる。ミュージアム部分にも各部屋に大きな作品「Barde」というのがかかっている。Bardeは吟遊詩人で、両目は白い布で覆われ、傷をいやし、神話や典礼によって世界の起源を伝えるという。ここでは図書館の「宝」を守護するものとされている。不気味だけれど、色と筆致が明るく透明感があるので全体と調和しているのが興味深い。


各種レリーフのコーナーで強烈なオーラを放っていたのはこのナポレオン。
19世紀(1838)のダヴィッド・ダンジェのブロンズ作品作。今度ナポレオンについて何か書くならこれを表紙にしたいくらいだ。


ササン朝ペルシャの水差し。7世紀のイラン。ライオンの肩に8光線の星がある。
メソポタミアの影響もある。

狩りをする王というのはササン朝のアートのテーマのひとつだったという。
写実ではなく王の偉大さを示す装飾。ホスロー2世?

ゾディアックの祝宴。つまり黄道十二宮の星座が集まる祝宴。七世紀中央アジアだが過去にアレキサンダー大王の植民地だったヘレニズムの影響がまだ見て取れるという。女性の踊子2人が捧げものをもっている。
7世紀、今のトルクメニスタンあたり。猫科の美しさ。
大宴会のためなのか1メートルほどもある大皿もいくつかあった。
ライオンの体を見ると緻密な彫がよく分かる。

貴族の肖像。(紀元前340-220) あまりにもリアルな表現に驚く。

これは別物で、1480年ごろのグラナダ(1492に陥落)のイスラムの王の剣。

動物の頭をかたどった杯(リュトン)二種。
牡牛の頭。馬を襲うグリフォンのレリーフがある。紀元前350年頃のイタリア。

馬の頭は英雄のシンボルで、元は銀箔があったと思われるこのリュトンは墓所に捧げられたもの。紀元前330年ごろのイタリア。

貨幣やメダルのコーナーも充実していた。アクセサリー、装飾品も。
最も重く価値ある貨幣はこれだという。

(続く)