読む本が多すぎて、全てフォローできない。定期購読している雑誌にピーター・ターチンへのインタビューがあったのでそれを少しずつ意訳しながら覚書として残すことにする。(LA VIE No 4175 2025/9/4号 p50-51)
ターチンってプーチンと似た響きだなあと思っていたら、元はロシア人だった。
日本でも翻訳されているようだ。
彼は生物学から出発して視界の変異について数学やデータ分析を用いたクリオダイナミクスによって歴史を俯瞰する。2010年に10年後のアメリカが安定を失うと予見したことでも有名だ。
革命や社会不安におけるエリートの役割について分析している。
Q : 科学はどのようにして革命のメカニズムを理解するのですか?
A : 私は複雑系科学の研究をシテイマシタ。クリオダイナミクスというのは私が考えた概念ですが、クリオとは歴史の女神、ダイナミクスは変化の研究です。歴史学はすばらしい分野ですが、さまざまな理論をデーによって検証し、何が最も真実に近いかを分析する必要があります。今はAIによって莫大な歴史上のデータを集められるのでエジプトで「情報の神」を意味するSeshatプロジェクトを立ち上げました。
(続く)