モルビアン巡礼 その6 マレトロワ ③

（この記事のひとつ前にAmor連載記事の更新をリンクしています。）
（マレトロワ巡礼の続き）
修道院-クリニックのカルチエからパーキングを横切ると、工事中の市役所があり、観光案内所があった。マレトロワの地図をくれる。古い教会もあれば運河もある。古くからの町並み。

観光案内所の人が勧めてくれたガレットとクレープのお店。「ルイーズの納屋」という名の通り、大きな納屋を改造したもの。

階上の席で食べる。

ブルターニュは花崗岩の山地。昔ながらの敷石が美しい。

聖ジルの教会。

これは「金の獅子」という古代の泉。ケルトの時代、987年に泉の周りに集落ができて、1144年に教会が建てられた時に今の場所に移動された。

教会は12世紀終わりに拡張されたが、1592年に新教徒とのユグノー戦争の時にダメージを受けた。

聖ジルの聖像と聖遺物。

この天井のフレスコ画はなんと2011年の修復時に800年ぶりに発見されたという。漆喰など四層で表面が覆われていたという。すばらしい保存状態だ。

胸を打つピエタ像。

聖堂を支える柱列

十字架と同じ木にマリアらが配されたデザイン。

ここにも聖アンナとマリアの像があった。優しい表情。

これは聖ペテロ。

読みかけ?の本に指を入れてページを失わないようにしているのがリアルで私の好み。

運河沿いを散歩する。静かでゆったりしていて、いつの時代にいるのかも忘れてしまうほどだ。古い僧院の廃墟。
午後からは青空も見えてきた。
（続く）