テレビでウラディミール・ジャンケレヴィッチについてのドキュメンタリー番組を視聴した。
前に読んだ本のことを含めていろいろ考えてしまったので、このブログに検索をかけるとこういうのが出てきたが、1とあるのに2 がない。2で何を書こうとしていたのか覚えていない。
上のブログの続きに何を書くつもりだったのか覚えていないけれど、ドキュメンタリー番組を視聴して、彼がフランス音楽好きだっただけでなく、ナチスのホロコースト以来、ドイツの哲学者も嫌い、ドイツ音楽も嫌悪し、特にヒトラーの栄光を讃えるようなワグナーの音楽を嫌悪していたことを知った。
共和国フランスのエリート路線を歩んできたのに、フランスがドイツに占領され、ヴィシィに親独政権ができるなどの衝撃の後で、彼の人生観は大きく変わったわけだけれど、基本的な正義感は変わらなかった。
1968年には学生側に共感してマニフェストしたし、1982年にイスラエルがベイルートに侵攻した時にもはっきりと批判の声をあげているのだ。
サルトルやらレヴィ・ストロースやらの実存主義や構造主義が戦後に一世風靡した時も、「時代の波」に乗ろうとはせず、誠実に良心に従う行動をとっていた。
彼の講義を聴いた女子学生はみな彼のファンになったそうだが、なんだかよく分かる。
今彼が生きていたら、イスラエルのガザ攻撃を激しく糾弾したことだろう。
彼の政治についての論考も、音楽論も、読んでみたい。