この頃の邦画を観て楽しいのは、近頃の俳優の名も顔も覚えられないままなので、誰を見ても先入観や前の役柄の記憶がないので新鮮だということだ。
この映画の主人公の兄妹、そして婚約者の学者のキャラクターも新鮮だった。
大阪の下町が舞台というのも、全体にヒューマンで柔らかい感じがする。
いわゆる前世の記憶というテーマだが、前世の女性の家族が最後までかかわっていて、その不思議な感じと、兄の一途な思いが結果的に不思議な調和をもたらしているのも快い。
実は、この他に、2年前に機内で観た邦画『ある男』をもう一度観た。
私が同じ映画を最初から最後まで二度見るのはめったにないのだけれど、タイトルを覚えていなかったのでつい見始めたのだ。最初の部分ですぐに、あっ、これはもう見たことがあると気づいたのだけれど、謎が続いて、その先が思い出せない。どうしても先を知りたくて結局最後まで見てしまった。役者の演技もいずれも素晴しいし、キャスティングがぴったり合っている。
今回二度目に見た時に、柄本明の言葉が強烈で、在日三世について考えてしまった。
こういう記事を見つけたので貼っておく。