カトリック番組で日本の「隠れキリシタン」の話と「長崎被爆」と永井隆について語られていた。「隠れキリシタン」の子孫であり被爆者の子供(胎内被爆者)であるという長崎の高見名誉大司教がゲストとして招かれていた。
同じくゲストのイエズス会の神父が、フランシスコ・ザビエルが最初に日本に上陸した時のエピソードを語っていた。
上陸のすぐ前に、十字架を船から落としてしまった。
ところが上陸するとその十字架が蟹に引っかかって発見された。
それを見て、蟹はまっすぐ歩かない。これは、日本宣教に当たって、直行、直球ではだめだ、斜めに歩きながら進めという神からのお告げのように受け取ったというのだ。
結局、日本の文化は全て中国から来ている、まず中国で布教すれば日本は自動的にキリスト教化できると判断して日本を去ることになったという。
うーん、つっこみどころがあり過ぎるエピソードだ。
日本における各種外来文化の根付き方はいろいろで、「西洋」が目指すような形では「根づかない」というのは宣教師たちも理解していた。
確かに今や「西洋風キリスト教」はアメリカ型もヨーロッパ型も混然としたある種の文化アイテムになっている。たとえ「西洋の没落」が起こったとしても、日本ではまた「隠れキリシタン」が生き続けるのではと思うのは気のせいだろうか。