年末にケニア4ヶ所のサファリツアーに参加した人から送られてきたキリマンジャロの写真を見て、「富士山の方がきれいだ」「富士山の方が高く見える」とコメントする日本人がいた。
富士山は3776メートル、キリマンジャロは6900メートル近いからもっと雄大な印象があったけれど、なるほどこの写真でみると地味に見える。


写真を送ってくれた人は、実際はもっと雄大で、まるで壁のように立ちはだかっているという。
「満月」の大きさと写真との違いを思い出す。大きな満月に感激して写真を撮ってみると意外に小さい、というやつだ。肉眼で見ている時は、自分の立ち位置はもちろん、周りの景色もみな合わせて見ているから、大きく感じるのだそうだ。
では富士山の写真はどうかというと、うーん、富士山は、実際に何度も見ているし、写真だけでなく、絵画、浮世絵に至るまで、さまざまな印象が幾層もなしているからシンボリックな美しさ、雄大さ、がインプットされている。一方、キリマンジャロの標高は「数字」でしかないし、写真でしか見たことがないし、富士山と対等に比べるのはとても無理だろう。こんなに遠景なのに「壁のように立ちはだかって見える」という印象は広大なサバンナや動物たちを前にしてみてこそのものなのだろう。そっくりなのだ。
同じ場所でバッファローが休んでいる写真もあった。拡大するとここには貼り付けられなかったのでよく見えないかもしれないが、その表情、たたずまいがうちのナル君にそっくりなのだ。

目の細め型が似ている。
