キリスト教とアフリカの関係というと、聖家族が亡命したエジプトやアウグスティヌスが出た今のアルジェリアなどを思い浮かべる。
エジプト経由で4 世紀にはキリスト教化したエチオピア北部には、すっかりイスラム化した今でもキリスト教コミュニティが強固に残っいる。その中でも、ラリベラは「黒いエルサレム」という異名を持つ。
11の教会があり、ガブリエル、エマニュエルなどの他に、聖マリア教会、ゴルゴダ教会、十字架教会などエルサレムにちなんだ名があり、黒いエルサレムと呼ばれているのだ。キリスト教徒たちは年に一度はエルサレムに巡礼するのが伝統になっていた(地理的にはそう遠くない)。ところが、イスラム勃興の後はそれが阻まれて不可能になったので、12世紀末から13世にかけて、ラリベラ王が自分の王国をエルサレムにしようと決めた。川もヨルダン川と改名し、有名な岩窟教会などを建造したのだ。
今も、1/19 のチムカトtimkat祭はイエスの公現祭と洗礼を共に祝う大祭で、正教の典礼の他に民衆の歌や踊りが華やかだ。
この伝統を西洋のキリスト者が発見したのは16世紀くらいのことらしい。
仏教などでも、巡礼地に行けなくても各聖地の砂などを並べるなどいろいろな工夫がある。祭りはどこでも、いつでも、民衆の「ハレ」と「ケ」のリズムに必要なアクティヴィティだ。
公現祭について、「健康ブログ」にも書いたので興味ある方はどうぞ。