Q : パーソナル・デベロップメント(自己成長、自己改善を目指すプロセスのメソード)には反対ということですか?
A : そのプロセスを有効に使っている人がいますから、ベースには賛同できます。大切なのは、不都合なことを避けてはいけない、ということです。無駄な情動はありません。勇気をもって現実に向かい、現実を以下にポジティヴにとらえるかということです。現実の中で対処することです。
Q : 勇気の源は、対処するということですか?
A : 失敗のリスクを恐れずに対処することです。絶対確実な結果など分かりません。完璧主義が勇気をくじきます。完璧主義とは、完璧への愛という形をとった「失敗への怖れ」なのです。アランが「アクションの秘訣とは身を投じることだ」と言っていますが、勇気とはまさにそれです。事前にいくら考え、計算し、見通しを立てても、最初の一歩を踏み出す必要があります。それには勇気が要ります。批判されるかもしれないし躓くかもしれないし、矢面に立つかもしれない。哲学の口頭試問を準備する生徒に、絶対確実な成功の秘訣を教えることはできません。ジャンケレヴィッチも「勇気とは最初の一歩の持つ徳だ」と言っています。進みたいなら、勇気が必要です。正義や正直のために戦うためにまず必要なのが勇気です。