Q : その後どのような道をたどっていったのですか?
A : ナポレオン一世の時代になって、教会や、他の宗教も含めての国家との協働という考えがまた始まりました。政治の外側に追いやられているカトリック教会を受け入れなおす必要がありました。社会の安定のためには必要だったのです。また、哲学的にも、宗教をまったく抜きにした社会の「道徳」規範によって人々を結び付けることは考えられない、ということになったのです。
ナポレオン側近の偉大な法律家ポルタリスは「国家は盗人の腕を止め、宗教が盗人の心を改心させる」という言葉を残しています。
Sekko : Portalis はナポレオン政府の大臣で、アンシャンレジームの法体系とフランス革命の精神を統合したナポレオン法典の主要な起草者で、ローマ教会とのコンコルダ和親条約の推進者でもあった。法の精神を文書化するのはフランスがローマ法、教会法からの伝統から受け継いだものだった。