1月の終わり、二日続けて、ダンスとコーラス入り管弦楽を鑑賞。
本来ならベルサイユでやっているラモーのオペラを観にいきたいところなのに、寒くい天気も悪い日が続いて、出かける気がしなかった。
でも、近所だから重い腰を上げて観に行ったのは「コンセルヴァトワールの夜」という催しに、私のピアノの生徒が出ていたからだ。
去年のこの催しには私もケテルビーを弾いた。懐かしい。
今年はディレクターが不在などいろいろあってミニマムという感じ。
クラシックバレエのクラスなのに、ビゼーのファランドールの音楽に合わせて裸足で動き回る運動会のお遊戯のような感じもした。(私の生徒は左端の女の子。おかあさんはキュリー研究所で働く生物学の研究者だ。)


コンテンポラリーのクラスのも物足りなかった。後半はふたりのダンサーがピアノの連弾を始める。舞台に霧を充満させている理由が分からない。
次の日は、弦楽トリオの仲間ジャン・マルタンが弾いているオーケストラによるヘンデルのメサイア(モーツアルトの編曲版)の一部と二部を教会に聴きに行く。左端がジャン・マルタン。次の週末も本番があるので、その次の週のトリオのコンサートの練習になかなか集中できないようだ。
このオーケストラ、ヴィオラ奏者が足らないので何度も誘われた。でも練習が19h-21hなので、楽器を持ってその時間帯に動くのは億劫であきらめたのだ。でも、聴衆として参加して満足だった。チェンバロも加わっている。ソリスト歌手が綱だとか鎖だとかの小道具を持って歌うなど演劇的な演出も悪くない。英語の歌詞の聞き取りがなかなか難しいので、歌詞プリントがあればいいのにと思った。教会は暖房をつけていない。聴衆はコートなど着たままだが、奏者は寒そうだ。方にショールをかけたままのヴァイオリニストもいる。指揮者はアクションの表現が豊かで踊る楽器のようだった。
第一部と第二部なので、最後が有名な「ハレルヤ」だ。私がギターのデュオのために唯一編曲したことがある思い出の曲でもある。
補助席を出すほど満員だった。もちろん無料。音響のいい教会が至る所にあって、公共の音楽院をベースにしたオーケストラやコーラスがヘンデルやモーツァルト上演するのを子供連れでも気軽に聴けるというのは、やはり贅沢だ。
外に出ると教会前の市役所にまだクリスマスのデコレーションが残っていた。「メサイア」鑑賞にぴったりの気分になった。
ジャン・マルタンは現役で仕事をしているのに、オーケストラふたつと私とやっている室内楽と、よくこなすなあ、と感心する。同じ室内楽仲間のスティーブンも、建築学の教授なのに、チェロを日に3時間も練習しているのだそうだ。お互い、好きでなければやれないよなあ、と思う。でも、ヘンデルやらモーツアルトやらベートーヴェンを召喚していっしょに楽しめるのだから、感謝しかない。