人気ブログランキング | 話題のタグを見る

L'art de croire             竹下節子ブログ

生徒のダンスと仲間の「メサイア」

1月の終わり、二日続けて、ダンスとコーラス入り管弦楽を鑑賞。
本来ならベルサイユでやっているラモーのオペラを観にいきたいところなのに、寒くい天気も悪い日が続いて、出かける気がしなかった。
でも、近所だから重い腰を上げて観に行ったのは「コンセルヴァトワールの夜」という催しに、私のピアノの生徒が出ていたからだ。
去年のこの催しには私もケテルビーを弾いた。懐かしい。

今年はディレクターが不在などいろいろあってミニマムという感じ。
クラシックバレエのクラスなのに、ビゼーのファランドールの音楽に合わせて裸足で動き回る運動会のお遊戯のような感じもした。(私の生徒は左端の女の子。おかあさんはキュリー研究所で働く生物学の研究者だ。)
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_06004006.jpeg
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_06010023.jpeg

コンテンポラリーのクラスのも物足りなかった。後半はふたりのダンサーがピアノの連弾を始める。舞台に霧を充満させている理由が分からない。
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_06011273.jpeg

次の日は、弦楽トリオの仲間ジャン・マルタンが弾いているオーケストラによるヘンデルのメサイア(モーツアルトの編曲版)の一部と二部を教会に聴きに行く。
左端がジャン・マルタン。次の週末も本番があるので、その次の週のトリオのコンサートの練習になかなか集中できないようだ。
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_05295511.jpeg
このオーケストラ、ヴィオラ奏者が足らないので何度も誘われた。でも練習が19h-21hなので、楽器を持ってその時間帯に動くのは億劫であきらめたのだ。
でも、聴衆として参加して満足だった。チェンバロも加わっている。ソリスト歌手が綱だとか鎖だとかの小道具を持って歌うなど演劇的な演出も悪くない。
英語の歌詞の聞き取りがなかなか難しいので、歌詞プリントがあればいいのにと思った。
教会は暖房をつけていない。聴衆はコートなど着たままだが、奏者は寒そうだ。方にショールをかけたままのヴァイオリニストもいる。指揮者はアクションの表現が豊かで踊る楽器のようだった。
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_05301853.jpeg

第一部と第二部なので、最後が有名な「ハレルヤ」だ。私がギターのデュオのために唯一編曲したことがある思い出の曲でもある。
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_05310929.jpeg
補助席を出すほど満員だった。もちろん無料。音響のいい教会が至る所にあって、公共の音楽院をベースにしたオーケストラやコーラスがヘンデルやモーツァルト上演するのを子供連れでも気軽に聴けるというのは、やはり贅沢だ。

外に出ると教会前の市役所にまだクリスマスのデコレーションが残っていた。「メサイア」鑑賞にぴったりの気分になった。
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_05314108.jpeg
生徒のダンスと仲間の「メサイア」_c0175451_05320314.jpeg
ジャン・マルタンは現役で仕事をしているのに、オーケストラふたつと私とやっている室内楽と、よくこなすなあ、と感心する。同じ室内楽仲間のスティーブンも、建築学の教授なのに、チェロを日に3時間も練習しているのだそうだ。お互い、好きでなければやれないよなあ、と思う。でも、ヘンデルやらモーツアルトやらベートーヴェンを召喚していっしょに楽しめるのだから、感謝しかない。




by mariastella | 2026-02-26 00:05 | 音楽
<< 中国の聖母像についての講演をM... Pétroleuse と Jé... >>



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
以前の記事
2026年 04月
2026年 03月
2026年 02月
2026年 01月
2025年 12月
2025年 11月
2025年 10月
2025年 09月
2025年 08月
2025年 07月
2025年 06月
2025年 05月
2025年 04月
2025年 03月
2025年 02月
2025年 01月
2024年 12月
2024年 11月
2024年 10月
2024年 09月
2024年 08月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
カテゴリ
検索
タグ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧