高市首相のキャラが紹介されているのを見ると前方向的なスーパーウーマンに見える。
私はよく知らないのだけれど、雑誌やニュースなどで見る限り、子供はいないのだけれど義理の息子から「家庭では1人の家庭人」と評されるし、松下政経塾やアメリカでの修行という経歴とは別に、ドラムをやっていたとかバイクに乗っていたとか、真面目そうな男性政治家顔負けの「意外」な姿が報じられるなど、全方向スーパーウーマンという感じもある。
で、昨今の「推し」文化で、グッズが売れるなど、すでに異常な人気も集めていたようだけれど、彼女のカリスマ人気でまさか自民党が過去最高議席数を獲得するなど誰が本気で予測できただろう。
首相になってからのイメージとしてトランプ首相の隣で飛び跳ねているシーンとか、靖国神社に安倍首相の写真を携えていくとか、そして、これはフランスでも報道された例の台湾をめぐる「存立危機」発言で中国を怒らせるというようなものが連続して、日本での「人気」が理解できなかった。
「存立危機事態」のことと場を引き出した岡田克也さんは民主党政権時代の外相で、今回の総選挙では「中道」から立候補したのに落選したという。全体の投票率は高いと言えなくても、なんだか国民から「親米嫌中」みたいなものが支持されたような印象でこころもとない。
ただ、移民問題にしても、セキュリティや貧困問題、旧植民地国との関係にしても、日本のそれはヨーロッパやアメリカとは似て非なるものなの比べられないし、女性首長としても、例えばEUのドイツ人委員長フォン・デア・ライエンやイタリアのメローニ首相、メキシコの大統領などとは地政学的文脈も立場も違う。
それにしても、政権から去った公明党があっさりと立憲と同盟した「中道」の「顔」が野田佳彦氏だったのは時代遅れの感があり過ぎたとフランスから見ていてさえ思う。岡田克也氏は落選したが野田氏は関東で唯一、議席を得たものの、日本の「野党」とはこれからどの政党を指してどの方向に行くのだろう。
私には高市首相のキャラが理解不能だが、なんだか危機管理が薄く、多くのリスクを抱えた人でないかと心配だ。