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L'art de croire             竹下節子ブログ

「不可視の真ん中へ」サロンに行く

毎年2月には行ってパラプシコロジーや占いなどの定点観察をしていた「パラプシー」見本市が去年は開かれなかった。サロンを始めて主催していた人が亡くなったということを最近知った。
で、今年は、「Au Coeur de l'Invisible」というタイトルで、2年ぶり、ほぼ同じテーマと似たような顔ぶれが集まっていた。
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入ったところのスタンドは、先日行ったポルト・ド・ヴェルサイユのウェル・ビーイング見本市とあまり変わらない。
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講演の小ホールでは、全ての人が体験可能な異次元の度、幽体離脱についてロマン・クレマンという人が話していた。
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語りのプロであるかのように口舌さわやか。ユーチューバーでもあり、幼少の頃から4人の兄弟と幽体離脱や覚醒夢などの体験を分かち合い、ガイア・メディテーションを立ち上げ、誰にでも、幽体離脱してさまざまな体験をするポテンシャルがあるとして方法論を紹介している。
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夢の中で体から出たような体験をしたことがある人、寝ている時に体が動かなくなる金縛りの経験のある人、は挙手してくださいなどの質問をいろいろしていた。まあ、こんなサロンに来てこの話を聴いている人たちは感受性が強い人が多いだろうから、結構な人が挙手していた。全てスルーしていた私が思わず手をあげた質問が一つだけあった。それは「偽覚醒」という体験だ。
 
疲れる夢を見た後で、「ああ、これは夢だったんだ」とほっとして目が覚めて、いろいろな用意を始めた後で、それもまだ夢だったんだ、と分かって驚く、それどころか、やっと本当に目が覚めたと思ったら、何か不都合なことが続いて、やがて、それもまた夢の中だった、ということすらある。
ユニークな夢はいろいろ見るのだけれど、この「偽覚醒」というのも、夢の次元から別の旅をするメソードの出発点のひとつだそうで、印象的だった。
夢のなかでメッセージを受けるというのは若い頃から体験しないでもなかったけれど、偽覚醒のフラストレーションに何か意味があると言われると、次の機会にはちゃんとメモしておこうと思ってしまった。

久しぶりなので、「占い」も三種試すことにした。

まず「手相」。このクリスチャン・ヴィダルという人。
手相とタロットとの組み合わせなどのオプションもあるが、手相に限定してみてもらう。
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この人のこういう著書も買ってみた。マザー・テレサやキング牧師なども含むスピリチュアルなカリスマについて。
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頭が良くて性格も良くて相性も良さそうで、この人と話してみたいと思ったのだ。
例によって、いつから手相をに興味を持ちどこで学んだのかなどを質問。
前職は弁護士だという。でも弁護士の仕事が自分には向いていないと思い、ひと昔前(つまりSNS全盛の少し前)のフランスのエリートにはありがちだが、インドに旅立ち、数年滞在して手相の勉強もしたのだという。
自分自身の手相はどう思うのかと質問したら、自分では解釈にバイアスがかかって難しいのだとすなおに言っていた。

もうタロットなどは興味がないので、次に完全に「フラッシュ」でアドヴァイスをくれる女性占い師を少し。彼女は子供の頃から誰を見ても、いろいろなイメージが浮かんでいたのだと言う。事故に遭うなどの悪いイメージがフラッシュした時はどうするのか、それを阻止するためのアドバイスをするのか、などと聞いてみた。
それまでのいろいろなケースについて質問したが、インスパイアされるような答えは得られなかった。15分で30€。

次に、夫婦でブースを共有し、夫は占星術で、妻は霊感という感じ。大抵は20-30分で60€が相場のようだが、左の「妻」の方は80€と高く、その代わり、時間は無制限だという。暇そうなので話すことにした。
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この人は元、航空会社の客室乗務員だった。ある時、病に倒れ、死線をさまよった後で、生還すると霊感を授かっていた、というケースだ。こういうケースはありがちだ。子供の頃から家族ぐるみで知っているエンジニアの青年がやはり大病から生還して死者と交信したり人の未来が見えるようになり、転職した。
こういうのは、病で超能力を得たのではなく、エントロピーが崩れてほころびが出た結果ではないかと昔から思っていた。病が完全に治っていないままだとも言える。夫の方は占星術の研究家で、自信がありエネルギーがありそうだ。夫とのなれそめも聞いた。

今までの占いと少し違うのは、こちらが後期高齢者になろうという年なので、やはり何となくいつまで元気でいられるかなどとついでに質問してしまう。この女性は、私は87歳まで心身共に元気だとすぐに答えたので、なんだかその半端な数字が微妙だなあと思ったけれどまあそれ以上は聞かなかった。
20世紀の終わりに鏡リュウジさんから64歳(67歳だったかもう覚えていない)に何かがある、と言われたことがあって、その時は遠い先のことなのであまり気にしなかった〈でも今でも覚えているということはそれなりに気にかかっていたのかも)。
今思うと、64歳ってなんだかリアルだけれど、87歳と言われれば、安心できるのかどうか、よく分からない。

と、ここまでは、いつも通りという感じなのだが、このサロンではじめて遭遇した「実演」があって、すぐにはカテゴライズできない興味深いものだった。

(続く)







by mariastella | 2026-03-04 00:05 | フランス
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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