NYでIMFの専務理事をやってるDSK(ドミニク・ストロス=カーン)が、金融危機のこの時期に、もと同僚のハンガリー女性との浮気と彼女がやめたことについてスキャンダルを言い立てられている。
浮気は去年のことで、彼はそれを認めた。
アメリカでだからこうなったんだそうだ。
フランスなら浮気の真偽を本人に問いただすという展開にはならない。
「アメリカでは、公人が公共の場で嘘をつくのはモラル上の大罪だからだ」
とフランスのメディアは解説している。
アメリカはピューリタン的で性的パラノの国だから、とも言っている。
夫人がコメントしなければならなかったのもアメリカならでは、だ。
サルコジの女性経歴はお笑いだが、DSKはまったく反対のキャラなのに。
夫人は、「どのカップルにも必ずあり得ることで、私たちにはもう終わったことです」
みたいな発言をしている。ともに団塊の世代で、ジャーナリストの夫人は再婚だが、DSKは彼女とともに新たに生まれた、というくらい、強い絆だったみたいだが。
「浮気」はひと晩だけだった、とかいうのも、何かかえって生々しくて嫌な感じだ。
調査中で、女性の退職について、彼が退職に追い込んだとか退職の条件を有利にしたなどの事実が発覚すれば、DSKは辞任に追い込まれるそうだ。アメリカでIMFのトップで、今の時期に、フランス社会党からの大統領候補(党内選挙でセゴレーヌ・ロワイヤルにやぶれた)だった彼の手腕が期待されていただけに、彼の足を引っ張っているのは一体だれだろう、と詮索したくなる。
しかし、そもそも、既婚の60年配の男が、要職について大事な仕事してるのに浮気なんかするなよ、とやはり思う。