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L'art de croire             竹下節子ブログ

カテゴリ:猫( 56 )

岩合猫カレンダーを切り貼りしてみた

仕事をしていたら、猫が机の上に飛び乗って、猫の写真がばらばらと落ちた。
前にプレゼントしてもらった岩合光昭さんのネコ写真の週間カレンダーで、去年のものだけれど、気に入った写真はとっておいたのだ。

ばらばらと落ちた写真を拾い集めた。
視線の向こうに、いつのものか分からないけれど、まだ使っていない額縁が書斎の床に置いてあった。
で、突然思いついて、久しぶりにコラージュ。

それでなくても仕事が遅れているのに、はさみとノリをもって構想抜きで台紙に貼り始めた。所要時間20分。

雑だけど、できあがりはすごくかわいい。
さすが岩合さんの写真。
インスタグラムとかにせっせと写真を載せる人の気持ちが分かる。
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さあ、この中にネコは何匹いるでしょう。

そういえば、以前にも猫カレンダーのコラージュをしていた。

聖母子カレンダーのコラージュも。

ああ、いつかうちの代々のネコちゃんたちの写真をコラージュしたり、聖女シリーズとか仏像シリーズとかもやってみたい。



by mariastella | 2019-03-26 07:02 |

時々、犬を飼いたくなる

ネットの中で偶然

犬の仕事は、「おすわり!」、猫の仕事は、「おさわり!

という文を見つけて笑えた。

「おすわり」はさせるもので、「おさわり」はさせていただくものだ。

それを書いた人は、猫の毛の感触がいいので、ぶよっ、ぐにゅっとしたにゃごにゃご感のないすべすべした洋猫は「犬」と同じ、などと言っている。

うーん、犬にあまりモフモフとしたくないのは、たいていの犬はケモノ臭があることと、モフモフなどするために近づいたらぺろぺろなめられて煩わしいからだと私は思うけれど。

うちの猫たちは代々おすわりもお手もできるけれど、それをさせるという発想が「旧犬飼い」なのかもしれない。

ヒトラーやプーチンやら独裁型のリーダーが犬好きというのはまあ理解できるけれど、このブログでも前に書いたように、過去のリシュリューだとか今なら極右のマリーヌ・ル・ペンだとかの猫好きは有名で、犬好きだから権力好きで猫好きだから自由な個人主義という分け方はあり得ない。

ヒトラーは猫が嫌い、とかいう言い方もあるようだけれど、犬好きだからと言って猫が嫌いとは言えない。逆もそうだ。犬を飼ったことのない猫好きは犬が苦手で、猫を飼ったことのない犬好きは猫が苦手、というのは事実で、そのことは、少なくとも、この両者と人との関係性がいかに違っているかを表している。

イスラムの創始者ムハンマドのように犬に咬まれたことがあるから犬嫌い、という分かりやすい人もいる。

猫に引っかかれたことで嫌いになったという人もいるだろう。(いったん好きになった後では、引っかかれても自己責任だとあきらめる)

猫が好きな人はすべての猫が好きで、犬が好きな人は自分の犬との関係性が好き、というのも前に書いた。

私は猫と暮らしているので(今この瞬間もイズーが膝の上で喉を鳴らして寝ている)、「猫派」だと思われているけれど、時々、死ぬまでにもう一度犬と暮らしたいなあ、と切実に思うことがある。

ネット上にあふれている猫の画像にはもちろん見とれてしまうけれど、犬の画像で一番胸を打たれるのはそのかわいらしさではなくて、「視線」だ。代々、主人に「絶対の忠誠」を誓うように「改良」されてきた「犬」が主人の機嫌をうかがったり、恐れたり、やましいことがあったりする時のあの目。すがるような、卑屈なような、哀れを誘うあの目。あんな目で見られたら、抱き上げたくなる。犬派は、従えさせる喜びだけではなく、あの哀れな視線を知っているから、その犬が信頼してくれたり喜びを表したりしてくれる時の幸福感のかけがえなさも知っているのだ。

私は猫が自由主義、個人主義で、犬が支配と従属を求める権威主義と相性がいいとは必ずしも思わない。

でも猫が共和国と、犬が帝国と親和性があること、猫がバロック音楽と、犬が大編成オーケストラと親和性があること、猫型が普遍主義と、犬型が共同体主義と親和性があることとなどについては『アメリカにNOと言える国』で図解したことがある。

生まれた時から犬がいた「猫苦手」派から「猫」派に目覚めたからこそ見えてきたことがたくさんあるのだ。

思えば、鳥を飼ったことも、魚を飼ったことも、みんな人間性の考察につながった。

それでも、時々、思う。もう一度、犬と暮らしてみたい、と。


(非現実的だけれど。私が「愛犬」と暮らしていた時、散歩や餌などの世話は全部母がやっていた。それでも私が「主人」だった。今さら犬を飼っても、世話する体力もないし、何よりも自由に留守にすることができない…)


by mariastella | 2019-02-17 00:05 |

清浄オーラを発するネコ

うちは2軒長屋で生徒が来る方のうちは「非猫ゾーン」にしていて他にも猫が入らないようドアを閉めている部屋もいくつかあるのだけれど、猫好きにもかかわらず猫アレルギーの友人知人もいてすぐ涙目になったりくしゃみしたりすることがある。

そのせいか、つい最近アレルゲンを100パーセント吸収するという空気清浄機をプレゼントしてもらった。で、例のごとく、こういう丈夫な箱をもらったらついしてしまうように、猫用にざっくり切り取って遊ぶことにした。(PCモニターの例

すぐに上から飛び込んだナルくん。
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前の窓から出た。
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これなんかオーラを放っているようでおもしろい。
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今度はイズーくん
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by mariastella | 2019-01-13 00:05 |

よそのネコ

10/31、うちの猫以外をはじめて撮影した。
やはり、猫好きって、どこの猫でも好きなんだなあと思った。
うちの子のように舌をしまい忘れている猫。
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ナルくんと同じく牙が出ている猫。
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かわいくないなあと思いながら接写したのも。
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母親ってすごい。
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これはキャットでなくミーアキャット
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これは……
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紅葉も少し見ることができた。台風に運ばれた塩のせいで、紅葉せずに枯れたものも多いそうだ。
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by mariastella | 2018-11-08 00:05 |

鍋敷き

昔と違ってめったに出かけないし買い物もしない、特に「カワイイもの」の「衝動買い」などしないのだけど、先日、日本の友人へのお土産を見つくろうために14区にあるお気に入りの雑貨ショップに寄ってつい買ってしまった。

木製の鍋敷き。
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これで十分使えるけれど広げれば大鍋でも置けそう。
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私が雑貨を選ぶ第一基準は「猫に落とされても壊れないもの」。
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ナルくんが遊んでる。
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遊びが終わる形のヴァリエーションもいろいろあって楽しい。

by mariastella | 2018-10-23 00:05 |

ヒョウとライオン

前回の記事がネコ好き仲間から好評だったので「そっくりさん」シリーズ第2弾

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ナルは安定のヒョウ。

イズーくんはコアラからライオンに格上げ。
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でも、「格上げ」と言っても、「百獣の王の品格」はないような…



by mariastella | 2018-07-22 00:05 |

うちにいるのはコアラとヒョウ

猫つながりのLINEに最近うちのイズーくんの横顔アップを送った。
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こういうの。そしたら、鼻がコブみたいだ、というリアクションが。
うちの可愛いイズーくんに失礼な、と思って、さらにこういうのを送った。
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すると、「おお、コアラだったのか」と。

調子に乗ってもっと検索するとコアラの寝姿が。
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これもイズーくんの寝姿にそっくり。
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で、今度はナルくんのそっくりさんをさがす。

これはナルくん。
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これがそっくりさん。
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で、うちにいるのはコアラとヒョウ、という認定をしてもらった、という、どうでもいいお話。


by mariastella | 2018-07-19 00:05 |

ナルくん、坂東眞砂子さん、ボードレールと斎藤磯雄

先日は、とてもつらい日だった。
その日のことがずっと前から頭を離れず、前日も、当日も、苦しんだ。
それは末っ子のナルくんを去勢手術に連れて行ったからだ。

手術は無事に終わったし、獣医さんは、猫もそうだと思うけれど、見ただけでこっちが癒されるような人情味あふれる人で、もう20年以上もお世話になっている。
1995年に、うちから歩いて1分という便利なところにある若い優秀な2人の獣医が勤務する最新式の医院で、若い盛りだった3歳半のガイアを誤診に続く二度目の麻酔投与で「殺された」後、歩けば15分かかる、今の獣医さんのところにお世話になっている。

とにかくやさしそうでやさしくて、ちょっと気が弱そうで、でも、この人となら、少なくともうちの猫は愛してもらえるという確信がある。
こちらはもう猫を連れて彼を前にすると無防備、無警戒で依存と弱さ丸出しの状態だが、それを利用されるということは絶対にない。
行く時間が短いように車で往復する。

マヤ(不妊手術)もスピヌーもイズーも手術した。
その度にやましい思い、罪悪感に囚われ、この子たちの一生に責任を持つという自覚を深くした。それでも、どこか、一抹の後ろめたさを抑圧していたんだろうと思う。

ところが、今回は、どういうわけか、とてもつらかった。前の日の夜から水と餌をやってはいけないのだが、私も何も喉を通らなかった。年のせいだろうか。

坂東眞砂子さんのことまで思い出してしまって今検索したら、なんと、数年前にまだ50代で亡くなっていた。
2006年、タヒチで、飼い猫が産んだ子猫を崖下に放り投げ殺していると新聞のエッセイで書いてスキャンダルになったことをよく覚えている。
そして、今回の検索では、実際は、裏の草むらに捨てただけで、それでも拾ってくれる人がいないと死ぬだろうから殺したも同然だと思って敢えて殺したと書いたのだという「真相」が出てきた。

確か、「雌猫から交尾や出産という自然を奪いたくない」が、猫がどんどん増えたら困るので始末したという話だったと思う。

「愛猫家」の理屈では、崖下に投げて殺すというのも裏の草むらに捨てるというのも、ある意味同じくらい許せない話で、生まれてしまった子猫はなんとか里親を見つけ、母猫は不妊手術を、というのが「正解」である。

今は完全室内飼いがスタンダードともなっている。

私の場合は、ヤマトやテオを庭に自由に出した結果、怪我させたり死なせてしまった経験を経て、ガイアで完全室内飼いに踏み切ったのに、もちろん去勢手術もしていたのに、また死なせた。

その後のマヤとスピノザは17年目まで、サリーは9歳、と長生きしてくれた。

動物愛護のイデオロギーや何かがあるわけでもない。
難民の子供たちが寒さで死んでいるのに、猫に食事と暖と愛を与えてメロメロになっているのは倒錯だと言われたこともあり、反論のしようもなかった。

ただ、愛さずにはいられない。
そしてただ愛さずにはいられないという状態になることを教えてくれたことを,猫たちに感謝している。

で、ナルくんの去勢。
彼の意見をきいていない。
完全室内飼いだから、どちらにしても雌猫とは出会えないし、子供も持てない。
ほおっておいたらマーキングをするなどいろいろな弊害が出る。
そして、坂東さんがいうような、雄猫と雌猫が出あって子供を作って、というのが彼らの自然で幸せである、というような決めつけ自体もこちらの勝手だと思う。
一生子供をつくれない雄なんて自然界にはいくらでもいる。

それでも、払いきれない一抹の後ろめたさ。

そういえば、最近、残酷な肉食をやめろというキャンペーンのポスターが出ていた。かわいいウサギの写真のそばに、「私を食べたいなら殺さなくてはなりません」というキャプションがある。
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日本ではあまりウサギは食べないけれどフランスでは伝統料理の一つだ。

確かにこういう風に言われてみると、肉食はどんなに野蛮かと思うし、他人に殺させておいて肉だけ食べることのグロテスクさというのも痛感させられる。

私は高校かなんかの生物の時間でカエルの解剖もできなかった。

以下、気分を変えるために、斎藤磯雄さん訳のボードレールの『猫』二種類から。(もとは旧仮名です。斎藤さんとは旧仮名で文通していたことがある)

猫こそはこれ、学問の、はた逸楽の友にして、

沈黙(しじま)を慕い、暗闇のすさまじさをば求めゆく。(…)

思ひに耽る折ふしの気高き姿態(さま)は、さも似たり、

悠悠として寂寥の砂漠の奥に横たはり果なき夢路辿りゆく、

かの大いなるスフィンクス。 

***

汝(な)が頭(こうべ)、はた、しなやかの汝(な)が背(そびら)、

ゆくらゆくらにわが指の掻い撫でゆきて、稲妻を孕める肉体(からだ)もてあそぶ、

その逸楽に掌(てのひら)も酔い痴るる(…)


by mariastella | 2018-03-16 00:05 |

雪の日

1月は記録的な温かさだったフランス、今週から雪が降り、朝は零下に。

パリでこんなに雪が降るのは5年くらいぶりなので、外へさえ出なければ、町も庭も雪をかぶった景色が新鮮だ。

今住んでいるうちに来て最初の年のクリスマスツリーとして買ったモミの木が庭の奥に見えている。根のある鉢植えの方が葉が落ちないので毎年買っては庭に植えていた。

今はプラスティック。プラスティック製を10年以上使うとエコロジー的にはモミの木よりいいんだそうだ。もう軽く10年以上使っている。

その最初のモミの木に雪が積もり、しかもそのトップが星型になっていてとてもきれいだ。(星というより、リオデジャネイロのキリスト像ですか、という感じ。)
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この庭が見えるリビングには天窓があって、天窓の雪は、さすがに中の暖房の熱が伝わって溶けて崩れてくる。
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それをじーっと見ているナルくん。
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雪って、音がないから、猫には驚きのようだ。

by mariastella | 2018-02-09 00:05 |

貧しさと猫と石川啄木

おびただしい猫ブログを時々眺めていると、猫を飼っていてどんなに世話が大変でも家族がみんな癒されて、異種や弱いもの、一方的に保護を必要として要求してくるものにひたすら尽くすことの喜びや感謝を日々感じている、という人がたくさんいるのが分かる。

たまに猫を虐待するような人のことも話題になるが、そういうのは猫の虐待というより広く弱者の虐待であり、絶対に許容できないものだから私の脳内「猫」空間からは弾き飛ばされていた。


ところが、石川啄木のこの歌を知ってある種の衝撃を受けた。

「猫を飼はば、 その猫がまた争ひの種となるらむ。 かなしきわが家(いへ)」(悲しき玩具)

彼は


「ある日のこと  室(へや)の障子をはりかへぬ  その日はそれにて心なごみき」 (一握の砂)

とも言っているから、「ささやかな心のなごみ」というのも知っている人だ。

でも、ひょっとしてそれはとても自己中心な心のなごみだったのかもしれない。

猫を飼ってもそれがいさかいの種になる、そんな家庭は深刻な不全感の中にある。


その「かなしさ」の重大さに思いをいたさせてくれる歌だ。


単なる「貧困」の指標などでは、とても測れない。


by mariastella | 2018-01-31 00:05 |



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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