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L'art de croire             竹下節子ブログ

2年ぶりの休暇村

去年の夏は9月にサンタンヌ・ドレイ巡礼に行ったけれど夏のバカンス村には行かなかった。
今年は、近間でパリ近郊のバカンス村に8年ぶりに滞在した。


年齢的に、なんだか、一気に、35年前に両親と行ったアルプスの休暇村のことを思いだしてしまった。
それくらい、ぼーっと自然を眺めるだけで満足してしまった。

猛暑続きだったから、水面を見て、ハクチョウたちを見て、風に吹かれるだけで十分、という感じだ。
7月末にはペルヴォワザンへの巡礼に行く。猛暑がおさまっていますように。


# by mariastella | 2026-07-19 00:05 | 思い出

マクロン最後の国民の祝日(革命記念日、パリ祭)とワールドカップ準決勝

7/14、マクロンの最後の「革命記念日」だった。軍事力の見せびらかし全開と、同盟国や親仏国の軍隊も参加させて35ヶ国の「友好国」の首脳を招きながら、トランプ大統領は招かれていないのも分かりやすい。。

アメリカの独立記念日には三色の煙を残すフランスの空軍機が招かれていたけれど、暑さで確か大規模な行進は中止になったようで、今回のフランスは別に革命から何周年という記念の年ではないのにマクロンの演出は成功したといえる。まあ、あちこち「酷暑」で、80 歳の大統領と48歳の大統領では耐性が違うこともあるだろう。

ドイツと組んでEUを仕切ろうとしていたのに、今はイタリアとメルツが接近しているのも、第二次世界大戦のことを思うと皮肉。 2011/3/11以来、ドイツは原発閉鎖して石炭やロシアからのガスに切り替えたのに、フランスって、原発を前よりも増やして、今は「炭素を排出しないエコロジーなエネルギー」で、余った電力をドイツに売っている、というのが自慢。

そんな原発のいくつかがミサイルで攻撃されたら核爆発が起こって壊滅的では、と気になるが、どこの国がミサイルを発射したかは分かるので、すぐに報復の核爆弾を落とすことができるシステムなのだろう。それでは相手も困るので、原発攻撃はしないだろう、というのが「抑止力」信仰だ。

でも、相手が先に核兵器を使ったわけではないから「核兵器による先制攻撃を受けた」とは言えない。その辺が微妙だ。核兵器の先制使用の禁止だけではなく原発や核兵器貯蔵場所の攻撃も禁止しないと致命的なエスカレートになる。

ともかく、マクロンとEUは、ウクライナを守る、ロシアは潜在的な敵、ということで軍事的示威行為を灼熱のシャンゼリゼで繰り広げた。いろいろな国の軍隊が行進し、その中には社会党政権の国も、キリスト教民主主義政権の国も、立憲民主主義の国もあるけれど、みながフランスの友として「ウクライナを守る」という感動ストーリーになっている。

クロアチア、モルダビア、モンテネグロ、オーストラリア、マルト、チェコ、スロベニア、など35ヶ国の旗に導かれた行進の最後に今や有名になった青と黄のウクライナの旗を掲げたウクライナ兵が行進すると、フランスの国会議長の隣に座ったゼレンスキーが感動している表情がクローズアップ。でも、この人を「守る」という構図や口実がもう4年も続いているので、なんだか「悲劇の英雄顔」なのか「独裁者顔」なのかもう分からないくらいだ。

いろいろな国の軍が行進すると、先頭の旗の掲げ方も違う。垂直に持つもの、前にまっすぐ出すもの、片手、両手、肩にかけるもの、それぞれだ。

フランスの行進曲は一分で120拍、一秒で二歩前進だが、他の国はもっとテンポが遅い。(フランスも外人部隊だけは遅いテンポ)

さまざまな士官学校や下士官学校、軍に属する医学校や看護学校の学生も制服で行進する。120人定員に2000人の受験者がいる医学校では半数が女性だ。(国家試験取得後、何年かは軍で勤務する義務がある。)軍事テクノロジーの学校もあるなど細分化している。高校を併設しているところでは高校生も行進している。

今回興味深かったのはなんといっても、撮影機器のさらなる高精度、高技術。上から俯瞰すると帽子と影とがパズルの模様のように見える。三色の煙のうち赤い煙がいつまでも広がっているのが見えるので、大気汚染だなあ、と思えたりもする。

ともかくマクロンは、オリンピックも含めて、エゴを満足させるイベントをすべてクリアしてきた。(このパレードの日の夜はサッカー・ワールドカップの準決勝で、ウクライナ支援に消極的なスペインにフランスが完敗したのが不愉快だったろうが)

あとマクロン任期中に具体的に決まっているイベントは9月のレオ14世の訪仏だ。フランスにもルーツがあるアメリカ人のローマ教皇。フランシスコ教皇からは意図的にスルーされてきた悔しさを名誉で上書きできるというわけだ。


(ワールドカップの4強は、結局、イングラントとフランスの「英仏百年戦争」試合と、スペインとアルゼンチンの「旧帝国と旧植民地国」試合という組み合わせになった。)


付記 :


7/14の翌日のネット記事におもしろい言葉遊びがあった。


Jour de défaite nationale

というタイトルだ。

革命記念日の祝日の名前は

Jour de la fête nationale で、

ラ・フェット(お祭り)だが、


それは同時に

Jour de défaite nationale だと、

デフェット(敗退)となる。




# by mariastella | 2026-07-18 00:05 | フランス

スペイン・バロック展  その4

スペイン・バロック展最後の記事です。



6月初めと終わりの「猛暑」に挟まれた晴天かつ過ごしやすい日に訪れたのは正解でした。
人も少なく、ただし、バロック展会場はクーラーが効きすぎて寒いくらいでした。

いっしょに行ったのは、バロック音楽で、ヴィオラでデュオを組んでいる瞳ちゃんと、ギターでトリオを組んでいるHです。
私と瞳ちゃんのデュオの新曲練習にはH(音楽学者でチェンバリストでもある)が立ち会って、装飾音やフレージングのアドバイスをしてくれています。この日も、練習しようと言われたのですが、この展覧会にどうしても行きたかった私が2人を誘いました。
私にはなじみの美術館ですが、2人はここのレストランも初めてで、とても喜んでいました。
年齢的には、祖母、息子、孫くらいの差があるのですが、同じ感性を持った仲間同士、こんな贅沢な時間を過ごせるのは幸せです。



# by mariastella | 2026-07-17 00:05 | アート

スペイン・バロック展  その3

ジャクマール・アンドレ美術館でのスペイン・バロック展の続きです。



この展覧会は、ラテンアメリカのカトリック絵画を通してバロックの宗教画の展開を知ることができるという画期的な体験でした。「新世界の布教」についていろいろ考えさせられました。

# by mariastella | 2026-07-16 00:05 | アート

スペイン・バロック展 その2

バロック絵画展の続きです。



# by mariastella | 2026-07-15 00:05 | アート



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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